末端ゲーム開発者のゲーム備忘録

末端ゲーム開発者がゲームを分析する目的でレビューを書いているようだ。

レイトン教授と奇跡の仮面プラス

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ゲーム概要

謎解きADVといえばこのゲーム。

シリーズ全世界累計出荷本数が1700万本以上という一大IPであるレイトン教授シリーズの5作目だ。

3DSローンチタイトルということもあり、その機能を活かして存分に生かして作られている。

そんな本作の良いポイント、悪いポイントも交えてシステム、シナリオ、まとめという観点で書いていく。

システム

良かった点は、3DSの機能を生かして作られた多用な謎解きだ。

タッチペン操作、ジャイロ操作を駆使して解き明かすのは純粋に楽しかった。

一部ゲームでは操作性が悪いので賛否分かれる部分でもあるとは思うが、一辺倒にならなかったので好印象。

ただ会話スキップが出来なかったり、謎を探してそこらじゅうをタッチする無為な作業は好きになれなかったため、そこらへんは簡便化していいのにとは感じた。(謎婆さんがいるので謎は終盤以外発見しなくて良いけどね)

シナリオ

とてもシンプルだが、声の演技も相まってとても良かった。

俳優と聞くとどうしても棒読みの拙い演技と思いがちだが、レイトン教授シリーズにそのレッテルは通用しない。

主要メンツはほとんど名の売れたの俳優で固められて言うにも関わらず、ちゃんとこの声だから良い!というレベルの高い演技で脱帽する。

俳優を使うのが悪いんじゃなくて、妥協するのが悪いんじゃないだろうかと考えさせられる。

 

ただ謎解きゲームだけに、本筋にもどんでん返しを求めると肩透かしを食うため、あくまで子供にも受け入れられるレベルの物語であるということは念頭に置こう。

 

まとめ

■良い点

・シンプルながら丁寧なストーリー

・多様な謎解き

 

■悪い点

・一部説明が不十分な謎がある

・馬レースなどではタッチペン操作がストレスの原因になっている

 

 

総評

後々自分で見返したときに分かりやすいように、総評には5点評価で何点だったかを書いていこうと思う。

評価はクリア、もしくは断念した時点でのものになる。

ということで、こちらのゲームの評価は……

 

4点!

 

謎解きとして楽しかったし、シナリオも普通に面白かった。

ただ一部では謎の説明が不十分に感じたり、馬レースのようなタッチペン操作が煩わしい部分もあったため減点した。

 

あとがき

実は1作くらいしかやったことがないレイトン教授シリーズで、今回プレイした奇跡の仮面も第2シリーズの2作目というのだから非常に中途半端なところからプレイしていることになる。

本当は1からやりたいのだが、セールが本作からだったので致し方ない。

 

最近は名前を聞かないなと思って調べてみたら、最新作は2017年のレイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀で止まってしまっているようだ。

ただ今はクイズノック松丸亮吾など謎解きで地上波を賑わせる人たちがいてくれるので、コラボしたら面白いものができるのではないのかなと思う。

ニンテンドースイッチで出したら、たぶん50万本は売れるんじゃないかなあ。

 

僕がレベルファイブに所属してたら、真っ先に企画書を提出するのになと思った今日このごろでした。